オランダ代表のサッカーユニフォームをオーダーメイド
オランダのクラブチームのサッカーとサッカーユニフォームまとめ
オランダ代表のサッカーユニフォームとサッカーを徹底解説!
オランダはわずか1680万人ほどの国ですが、FIFAワールドカップ準優勝3回というサッカー強豪です。国内リーグであるエールディビジも盛んで、有望な若手選手もどんどん台頭してきています。どんなユニフォームで、どんな歴史があるのか、紐解いてみましょう。
オランダ代表のサッカーユニフォーム
オランダ代表のHOMEユニフォーム
- 年代
- 2014年
- メーカー
- ナイキ
オランダ代表のホームサッカーユニフォームといえば、伝統的に鮮やかなオレンジ色を使用することが特徴です。パンツは白、ソックスはシャツ同様にオレンジというコーディネートは、太陽や果実を思わせるとても爽やかな色合いですね。
模様や切り替えなどを入れない、オレンジの発色のみで勝負するようなシンプルなデザインです。従来のユニフォームとの大きな違いは、エンブレムの色が白だということです。これは、l国の誇りと選手達の結束を表し、オレンジと白の美しいカラーリングを強調する意図があるとのことです。
「オレンジ軍団」と呼ばれオレンジ色のユニフォームを着るのが伝統とされているオランダ代表ですが、赤/白/青の国旗を持つオランダが、なぜオレンジ色のユニフォームを着るようになったのでしょう?
その理由として、かつて国旗の赤の部分がオレンジ色であったからとされています。そして、そのオレンジ色はオランダ王家のオラニエ=ナッサウ家から来ているとされています。(オラニエ=オレンジの意)
オランダ代表のAWAYユニフォーム
- 年代
- 2014年
- メーカー
- ナイキ
ホームでは伝統的にオレンジを使ってきたオランダ代表ですが、アウェイサッカーユニフォームは白だったり青だったり黒だったりと、一定のテーマカラーは設けていないようです。2014年は青ですが、青から紺へ段階的に切り替わるグラデーションを採用し、深い海を思わせるような色合いになっています。
オレンジと並んでオランダ王室を象徴する青を基調に、海洋国家であるオランダにとって重要な水や海をモチーフにした幾何学的なグラデーションが特徴的です。オランダ代表の攻撃力を表現するような攻撃的なデザインと近未来的な美しさが同居するこのユニフォームは、世界中で高く評価されています。
オランダ代表のサッカー
オランダ代表の特徴とプレースタイル
トータルフットボールの体現者「ヨハン・クライフ」の時代から受け継がれる組織的な攻防と、流動的なポジショニングを可能とする戦術理解力の高さが特徴です。そして、それを実行する選手達も攻撃的・守備的問わずハイレベルなタレントが揃っています。
サッカー界屈指のスピードを誇る「ロッベン」や、圧倒的な身体能力と技術でゴールをもぎとる「ファン・ペルシー」、二人に正確無比なパスを配球する「スナイデル」によるトリオは世界最高峰の攻撃力を持っています。実際、所属クラブでもオランダ代表でも、それぞれ輝かしいタイトルを数々獲得しています。
20代後半から30歳前後の年代にタレントが固まっており、ベテランの力に支えられているといっても過言ではない状況でした。しかし、DFやMFを中心に実力ある若手が次々と現れ、チームにフレッシュさと走力をもたらしています。
オランダ代表の歴代タイトル
FIFAワールドカップ:準優勝3回、3位1回 UEFA欧州選手権:優勝1回、3位1回
オランダ代表の歴代監督
監督名 | 解説 |
---|---|
フース・ヒディンク 監督(2014年~) | 現役時代はサッカー選手と教師を兼任していたという独特な経歴を持った監督です。 教師の経験が活きているのか、モチベーションを高め、チームをまとめる能力に優れているとされています。オランダ、韓国、オーストラリア、ロシアというような、それぞれ言語や文化も違う上、サッカーの強豪国でない国々を躍進させたその手腕は「ヒディンク・マジック」と言われています。 |
ルイス・ファン・ハール 監督(2012-14年) | 人心掌握術に長けたヒディンク監督とは対照的に、緻密な戦術家と言われるのがファン・ハール監督です。 規律とシステムを最重要視し、ベテランやスターを厚遇しないため、チーム内に軋轢を生むことが多かったですが、近年では選手達とのコミュニケーション能力も大きく改善され、オランダ代表の選手達から人望を集めています。 |
オランダ代表の有名選手
選手名 | 特徴 |
---|---|
ロビン・ファン・ペルシー(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド-プレミアリーグ) |
美術一家に生まれるも、芸術に興味を抱かずスポーツに傾倒。若い内から技術と身体能力に優れたフォワードとして活躍し、すぐにフェイエノールトのトップチームにデビュー。その後はアーセナルに移籍しました。アーセナル時代にはプレミアリーグアシスト王、得点王を次々と獲得。現在はマンチェスター・ユナイテッドに移籍し、活躍を続けています。 彼の特徴は恵まれた体格からくる身体能力と、トラップの巧さにあります。厳しいパスや無理な体勢からでも強引にゴールを決めてしまうため、DF陣は対処が難しいのです。 |
アリエン・ロッベン(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ-ブンデスリーガ) |
チェルシーやレアル・マドリード 、バイエルン・ミュンヘンといった名だたる強豪チームで活躍したフォワードです。 彼の特徴は「世界最高最速のドリブラー」と称される圧倒的なスピードです。陸上短距離選手のトップスピードに近い速度で走りながら正確にボールをコントロールできる上、緩急も自在。さらには精度の高いパスや強烈なシュートまで持っており、世界中のDFに恐れられています。 |
ヴェスレイ・スナイデル(ガラタサライ/トルコ-スュペル・リグ) |
オランダ代表の司令塔とも言えるミッドフィルダー。インテル・ミラノ時代には中心選手としてUEFAチャンピオンズリーグ優勝の原動力となりました。 彼の特徴は広い視野と戦術理解力の高さ、そして左右どちらの足からでも正確無比なパスを出せることです。攻撃力の高いフォワードと組み合わせると手がつけられない上、フォワードに気を取られるとスナイデル自身が強烈なミドルシュートでゴールを決めてしまいます。 |
ナイジェル・デ・ヨング(マンチェスター・シティ/イングランド-プレミアリーグ) |
左右の守備的ミッドフィルダー、センターバック、左右のサイドバックを高いレベルでこなすことができる、希代のユーティリティープレイヤーです。危機察知能力の高さとボール奪取能力の高さが特徴です。 |
ダレイ・ブリント(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド-プレミアリーグ) |
恵まれた体格と正確なパス能力、ディフェンダーやボランチなど様々なポジションをこなす器用さを併せ持つ、守備的ミッドフィルダーです。 ちなみに、彼の父ダニー・ブリントは現在オランダ代表のアシスタントコーチを務め、2016年からはオランダ代表監督に就任することが決まっています。 |
オランダ代表のレジェンド達
選手名 | 特徴 |
---|---|
ヨハン・クライフ |
個人としては緩急自在のドリブルと、正確なパスとシュートを持つ技巧派のフォワードでしたが、何よりもピッチを俯瞰で把握する能力に優れており、「味方選手が攻撃するためのスペースを生み出す」「ここでポジションを動くと危機が訪れる」を常に考え、味方に指示を送る姿から「ピッチの指揮者」と呼ばれることもありました。 彼が参加した試合はピッチ上にクライフという監督がおり、その場で最適な指示が出せるため、決まったポジションを設けず常に流動的に全員攻撃・全員防御を繰り返す変幻自在のプレーを可能にしました。それこそが「トータルフットボール」だったのです。 |
フランク・ライカールト |
恵まれた体格と身体能力、高い危機察知能力、長短自在のパスセンスを持つハイレベルな選手です。センターバック・ボランチ・守備的ミッドフィルダー・攻撃的ミッドフィルダーを務めることができ、「トータルミッドフィルダー」の異名を持ちます。 |
ルート・フリット |
フォワード・ミッドフィルダー・ディフェンダーまで何でもできる器用さと、パワー・スピード・ドリブル・シュート・空中戦の強さなどなど、サッカーに必要な要素を全て備えた究極のユーティリティープレーヤーです。 |
マルコ・ファン・バステン |
3度のバロンドール受賞歴(最多受賞記録)を持つフォワードです。パワーはありませんが、圧倒的と緩急自在のドリブルを持ち、コンタクトプレーをすることなくするするとゴールを決めてしまいます。驚異的なペースで得点を重ねましたが、怪我が多かったのが残念なところです。 |
デニス・ベルカンプ |
驚異的なトラップ技術を持つフォワード。繊細なボールタッチと長い手足、超人的なバランス感覚で、寄せてきたディフェンダーを無効化し、ゴールにボールを流し込むのが得意でした。極度の飛行機恐怖症として知られ、彼だけ船で移動したこともあります。 |
オランダ代表のスターティングメンバー達
ポジション | 選手名 |
---|---|
FW |
クラース・ヤン・フンテラール(シャルケ/ドイツ) アリエン・ロッベン(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ) |
MF |
ウェスレイ・スナイデル(ガラタサライ/トルコ) イブラヒム・アフェライ(オリンピアコス/ギリシャ) ナイジェル・デ・ヨング(ミラン/イタリア) ダレイ・ブリント(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) |
DF |
イェトロ・ヴィレムス(PSVアイントホーフェン) ジェフリー・ブルマ(PSVアイントホーフェン) ステファン・デ・フライ(ラツィオ/イタリア) グレゴリー・ファン・デル・ヴィール(パリ・サンジェルマンFC/フランス) |
GK |
ヤスパー・シレセン(アヤックス) |
システム:4-4-2
※2015年2月現在
オランダ代表の実績
年 | 内容 |
---|---|
1974年 |
ドイツワールドカップ-準優勝 |
1976年 |
UEFA欧州選手権-3位 |
1978年 |
アルゼンチンワールドカップ-準優勝 |
1988年 |
UEFA欧州選手権-優勝 |
1998年 |
フランスワールドカップ-4位 |
2006年 |
ドイツワールドカップ-ベスト16 |
2010年 |
南アフリカワールドカップ-準優勝 |
2014年 |
ブラジルワールドカップ-3位 |
オランダのクラブチームのサッカーとサッカーユニフォームまとめ
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