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ブラジル代表のサッカーユニフォームをオーダーメイド

ブラジルのクラブチームのサッカーとサッカーユニフォームまとめ

ブラジル代表のサッカーユニフォームとサッカーを徹底解説!

ブラジルといえば、王国と呼ばれる世界のサッカー大国です。毎年スターが誕生し、レジェンドも多数輩出しています。どんなユニフォームで、どんな歴史があるのか、紐解いてみましょう。

ブラジル代表のサッカーユニフォーム

ブラジル代表のHOMEユニフォーム

年代
2014年
メーカー
ナイキ

ブラジル代表のサッカーユニフォームといえば黄色(カナリア色)とアクセントとして緑を使用したシャツ。パンツは青、ソックスは白というコーディネートが特徴で、当然、現在のユニフォームも伝統の黄色・青・白を踏襲しています。

2014年のモデルは、伝統的なデザインを取り入れながらも、首元にはゆったりとしたYネックを取り入れているのが特徴です。サプライヤーであるNikeによれば、ブラジル代表選手全員の身体データをもとに、快適さと適度なフィット感を両立するYネックを開発したとのことです。

もともと、ブラジル代表は伝統的に白のユニフォームを採用していたのですが、現在の黄色(カナリア色)に変更するに至ったエピソードがあります。1950年、地元ブラジル開催のワールドカップの3回戦、事実上の決勝戦とも言えるウルグアイ戦で1-2で敗北してしまい、その際、あまりのショックに観客2名が自殺、2名がショック死、20名超が失神するという事件がありました(マラカナンの悲劇)。その時の悲劇を引きずらないようにするため、ユニフォームのカラーを変えたのです。

ユニフォームカラーを黄色(カナリア色)に変更してからの活躍は皆さんご存じの通り。世界的FWのネイマール選手をはじめとするタレント軍団の動向には今後も目が離せませんね。

ブラジル代表のAWAYユニフォーム

年代
2014年
メーカー
ナイキ

ブラジル代表のアウェイサッカーユニフォームは伝統的に青を使用してきました。現在のユニフォームでは伝統の青を踏襲しつつも、ドットグラデーションによるシャドウボーダー柄を採用。

サプライヤーであるNikeのデザイナーによれば、ブラジルの人々がスポーツやダンスにかけるエネルギーやムーブメントを表現しているとのことです。なるほど鮮やかで美しい青のグラデーションはクールでありながらエネルギッシュな印象を受けます。普段着としても着用したいくらい洗練されたデザインですね。

ブラジル代表の3rdユニフォーム

年代
2014年
メーカー
ナイキ

ブラジル代表の3RDサッカーユニフォームは、一見黒のように見えるほどの暗い緑を基調としたカラーリングが特徴的です。

サプライヤーであるNikeのデザイナーによれば、緑豊かな自然と都会的な要素が見事に融合したブラジルの風景を表現しているとのことです。ただの黒ではないことと、パンツに入った鮮やかなボーダーラインがこだわりを感じさせますね。こちらも、AWAY同様町中で来ていても違和感がなさそうです。

残念ながら、審判と色がかぶりやすいダークなカラーリングと、3RDユニフォームであるということから、実際に使用されることはほとんどないそうです。とてもかっこいいデザインですから、親善試合などではぜひ活用してもらいたいものです。

ブラジル代表のサッカー

ブラジル代表の特徴とプレースタイル

サッカー大国やサッカー王国などと称されるブラジル代表は、圧倒的なテクニックと強靱でしなやかな肉体を基盤とした、観客を魅了するような芸術的なプレーやトリッキーな攻撃が特徴です。そんな技術を持ったプレイヤーが控えにまで(さらには選出外の選手にまで)ズラリと並んでおり、攻撃力は世界最高峰と言っても過言ではないでしょう。

攻撃力だけでも相手チームにとっては脅威ですが、先制している際にはロングボールやファウルを上手く使って時間を稼ぎ、それにより相手を怒らせ、焦らせ、逆転しようと前掛かりになったところを急にテンポアップしてカウンターで追加点を取るなど、南米特有の試合運びの狡猾さもポイントです。

近年では個々人のテクニックに依存しすぎることなく、ヨーロッパ的な組織力やディフェンスを取り入れることで、ますます死角のない集団になりつつありますが、どうにも集中力にムラっ気があるようで、相手に先制点を取られたり不意にカウンターで得点を入れられた時など、守備が崩れることがあるようです。とはいえ、ブラジル代表は世界最多である5回ものワールドカップ優勝経験を誇り、サッカー最強国の一角であることは間違いありません。

ブラジル代表の歴代タイトル

FIFAワールドカップ:優勝5回、準優勝2回 コパ・アメリカ:優勝8回、準優勝11回 FIFAコンフェデレーションズカップ:優勝4回、準優勝1回 オリンピック:準優勝2回

ブラジル代表の歴代監督
監督名 解説
ドゥンガ 監督(2014年~)

ブラジル代表の選手として1990年、1994年、1998年のワールドカップに出場、Jリーグのジュビロ磐田で活躍したことでも有名ですね。

プレーヤー時代の気性の荒さとは裏腹に、監督としては規律と組織を重視。ファンタジックなプレーよりも堅実で組織的な守備をコンセプトとしており、チームに抜群の安定感をもたらします。一方で、サッカーに芸術性や圧倒的な攻撃力で相手を粉砕することを求めるファンからは批判されているようです。

ルイス・フェリペ・スコラーリ 監督(2012-14年)

かつてジュビロ磐田で指揮を執ったことがあり、ブラジル代表をワールドカップ優勝、ポルトガル代表をワールドカップ4位に導いた名監督です。

フィジカルを基盤とした守備と、攻撃のタレントの個性を重視したスタイルを組み合わせることが特徴で、戦術の引き出しの多さや選手の使い方が上手い監督と言えるでしょう。2012年には二度目となるブラジル代表の監督に就任し、自国開催のワールドカップを順調に勝ち進みましたが、準決勝でドイツに1-7で大敗。自信を喪失したチームを立て直すことができず、3位決定戦でもオランダに破れ、その責任により代表監督を去りました。

ブラジル代表の有名選手
選手名 特徴

ネイマール(FCバルセロナ/スペイン-リーガエスパニョーラ)

サッカーの王様ペレに「私を超える潜在能力がある」と言わしめる若き天才フォワードです。超絶テクニック、優れたバランス、独特のリズムを持ち、想像力と遊び心に溢れるプレーで観客を魅了しています。

また、テクニックだけでなくスピードにも特徴があり、足が速いことはもちろん、一瞬で加速する瞬発力とプレーに移るまでの動作の早さや判断力の良さも併せ持ち、相手ディフェンダーはファウル覚悟でもなければ止めるのが難しいでしょう。

フッキ(ゼニト/ロシア-ロシアプレミアリーグ)

フッキ選手の名前は「ジヴァニウド・ヴィエイラ・ジ・ソウザ」。なんで「フッキ」と呼ばれているかというと、彼が子供の頃アメリカンコミックの「超人ハルク」が大好きだったから、ブラジルの読みでハルク→フッキと名乗っているとのことです。なるほど、筋骨隆々のその外見は超人ハルクに似ていますね。外見の通り、圧倒的なパワーと強烈なシュートが自慢のフォワードですが、ブラジル人特有の高いテクニックや独特のリズム、周りを活かす技術を持つ、完成度の高い選手です。

FCポルト所属時代にはポルトガルリーグの得点王に輝き、FCポルトのヨーロッパリーグ制覇の原動力となる活躍を見せ、ブラジル代表にも定着しました。

ちなみに、Jリーグの川崎フロンターレやコンサドーレ札幌、東京ヴェルディでもプレーしていたことで有名です。

ダヴィド・ルイス(パリ・サンジェルマンFC/フランス-リーグアン)

ボリュームたっぷりのウェーブヘアーが自慢のディフェンダーです。190cm近い長身に強靱な肉体を持ち、テクニックや視野の広さ、状況判断力に優れたセンターバックのお手本のような選手です。

ディフェンス能力に加え、攻撃参加やミドル・ロングシュートやフリーキックも得意なので、手が付けられません。2014年のワールドカップではコロンビア代表を相手に本田圭介選手のような無回転フリーキックを決めています。

チアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマンFC/フランス-リーグアン)

戦術理解の高さからくるポジショニングの良さと、優れたスピードとテクニックからくるボール奪取能力を誇るディフェンダーです。ジャンプ力も高く、空中戦にも無類の強さを誇ります。

あまりの1対1の強さに、母国ブラジルでは「モンスター」と呼ばれるほど。また、リーダーシップにも優れ、パリ・サンジェルマンFCやブラジル代表のキャプテンを務めたこともあります。

ダニエウ・アウベス(FCバルセロナ/スペイン-リーガエスパニョーラ)

世界最高のサイドバックと評されるディフェンダーです。驚異的なスタミナとスピードでサイドを行き来し、防御と攻撃を繰り返すことで相手チームにとって大きな脅威となっています。戦術理解度も抜群で、攻撃のスイッチが入る瞬間には攻撃参加を、相手に攻撃移る瞬間には他ディフェンダーと連携を取れる位置に移動するなど、うまくバランスを取っています。

人格者であることでも有名で、有色人種への差別の意味でピッチに投げ込まれたバナナを食べ「ユーモアで抗議する」、元チームメイトのエリック・アビダルが肝臓を患った際には肝臓提供を申し出たエピソードが知られています。

ブラジル代表のレジェンド達
選手名 特徴

ペレ

3度のワールドカップ優勝を経験。驚異的な身体能力とテクニック、ゴールへの嗅覚を持ち、通算1363試合で1281得点を挙げ、サッカーの王様と呼ばれています。

マラカナンの悲劇の際には、悲しむペレの父に「悲しまないで。いつか僕がブラジルをワールドカップで優勝させてあげるから。」と励まし、大人になったペレはその言葉通り、ブラジルを見事ワールドカップ優勝に導きました。

ジーコ

「白いペレ」と呼ばれ、ペレ本人も「私に最も近づいたのはジーコ」と述べています。ミッドフィルダーとして味方へ優れたパスを供給しながら、フォワードを凌ぐ得点力を誇りました。また、フリーキックに至っては歴史上最高の名手と称されています。

選手として鹿島アントラーズで活躍、監督として鹿島アントラーズや日本代表を率いたことでもおなじみですね。

ファルカン

卓越した戦術理解により「走る指揮官」の異名を持つミッドフィルダー(ボランチ)です。トリッキーかつ正確無比なパスで味方を操り、自身も機を見て攻撃参加、強烈なミドルシュートを放つことで相手チームの脅威となりました。

ジーコ同様、日本代表の監督を務めたことでおなじみですね。

ベベット

小柄ながら身体能力とスピード、ゴールへの嗅覚に優れ、得点を量産したフォワードです。ロマ―リオとのコンビで「最強の2トップ」と称されました。

チームメンバーに子供が生まれた時のゴールパフォーマンス「ゆりかごダンス」を生み出した人物としても有名です。

ロマ―リオ

驚異的なボールコントロールと天才的なアイディアでゴールを量産したフォワードです。ベベットとのコンビで「最強の2トップ」と称されました。

ペレに次ぐ2人目の通算1000得点超えを果たした選手としても有名です。

カフー

「右サイドの支配者」と称されるサイドバックです。驚異的なスタミナから来る運動量、ポジショニングの良さとタイミング抜群の攻撃参加でブラジル代表の攻守にバランスをもたらしました。

抜群の安定感を誇るため、ブラジル代表に長く選出され、歴代最多キャップを誇ります。

ロベルト・カルロス

「歴代最高の左サイドバック」「悪魔の左足」の異名を持つサイドバックです。驚異的なスピードでの攻撃参加、そして、フォワードをも凌ぐ強烈すぎるキックが特徴です。

そのシュートスピードは時速140kmを超え、さらにはカーブまでかけることができるので、ディフェンダーやゴールキーパーが反応すらできないこともしばしばでした。あまりにも常識外のシュートを打つので、物理学者が解明に乗り出したほどです。

ロナウド

「怪物」や「超常現象」の異名を持つフォワードです。圧倒的な身体能力とスピード、高いテクニックとゴールセンスを併せ持ち、ゴールを量産しました。あまりの身体能力の高さゆえに靱帯や骨格がついていかず、怪我に悩まされましたが、ペレに次ぐブラジル代表得点数、FIFA最優秀選手賞やバロンドールの受賞など華々しい成績を残しました。

前髪のみ三角形に残して他の頭髪を剃り上げるという、奇抜な「大五郎カット」でも大きな話題になりました。

ブラジル代表のスターティングメンバー達
ポジション 選手名

FW

ネイマール(10番/FCバルセロナ

ジエゴ・タルデッリ(9番/アトレチコ・ミネイロ)

MF

オスカル(11番/チェルシー

ルイス・グスタヴォ(17番/VfLヴォルフスブルク

ウィリアン(19番/チェルシー

エリアス(22番/コリンチャンス)

DF

ダニーロ(2番/ポルト)

ミランダ(3番/アトレティコ・マドリード)

フィリペ・ルイス(6番/チェルシー

ジル(14番/コリンチャンス)

GK

ジェフェルソン(1番/ボタフォゴ)

システム:4-4-2
※2015年2月現在

ブラジル代表の歴史
内容

1914年

リオデジャネイロ州とサンパウロ州の合同選抜チーム設立

1930年

ウルグアイワールドカップ-グループリーグ敗退

1934年

イタリアワールドカップ-1回戦敗退

1938年

フランスワールドカップ-3位

1950年

ブラジルワールドカップ-準優勝

1954年

スイスワールドカップ-ベスト8

1958年

スウェーデンワールドカップ-優勝

1962年

チリワールドカップ-優勝

1966年

イングランドワールドカップ-グループリーグ敗退

1970年

メキシコワールドカップ-優勝

1974年

ドイツワールドカップ-4位

1978年

アルゼンチンワールドカップ-3位

1982年

スペインワールドカップ-2次リーグ敗退

1986年

メキシコワールドカップ-ベスト8

1990年

イタリアワールドカップ-ベスト16

1994年

アメリカワールドカップ-優勝

1998年

フランスワールドカップ-準優勝

2002年

日韓ワールドカップ-優勝

2006年

ドイツワールドカップ-ベスト8

2010年

南アフリカワールドカップ-ベスト8

2014年

ブラジルワールドカップ-4位

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