リバプールのサッカーとサッカーユニフォームまとめ
リバプールのサッカーユニフォームとサッカーを徹底解説!
リバプールといえば、イングランド・プレミアリーグに所属し、ビートルズを輩出した都市として知られています。
通称レッズと呼ばれるこのチーム、いったいどんなサッカーユニフォームとサッカーなのでしょうか。
リバプールのサッカーユニフォーム
リバプールのHOMEユニフォーム
- 年代
- 2014年
- メーカー
- ウォリアー
ホームユニフォームは伝統の赤と白、ワンポイントの指色として黄色です。この三色の組み合わせはかっこいいですね。シューズも黒や赤が合いそうですね。
オフィシャルサイトによると、このユニフォームの情報として、以下のように書かれています。
「The new Liverpool kit is inspired by the Shankly era and tunes into the heart of LFC’s identity with the renowned red colour scheme, whilst incorporating modern style and construction.」
ちょっとわかりづらい英語文ですが、解釈としては、「この新しいリバプールのユニフォームはShankly時代にインスパイアされ、リバプールFCの存在意義である、名高い赤のカラースキームに合わせており、その上、モダンスタイルが組み込まれている。」と書かれています。
Shankly時代とは、Bill Shankly OBEの事で、1959年-1974年にかけて、リバプールFCの監督をしており、就任3年目の1962年に2部リーグから1部リーグへ引き上げ、その後、1964年に1部リーグ優勝を果たした名監督です。
1965年にはFAカップを獲得し、リバプールを完全なる強豪チーム仕立て上げた立役者です。その後のリバプールは1970年-1980年にかけて黄金時代を築いています。
2013-14シーズンは2位とプレミアリーグでの強豪チームであり、2014年12月17日時点の順位は10位前後と少し振るわないものの、Shankly監督の黄金時代の再来を熱狂的サポーターが求めているのでしょう。
ホームスタジアムのアンフィールドにはBill Shankly像やShanklyGateなど、Shanklyの名前は、リバプールFCの熱狂的サポーターに響くのだと思います。
ユニフォームのinspirationという欄があり、下記のような記述があります。
「Under the management of Bill Shankly, Liverpool FC achieved the kind of dominance that very few clubs have ever experienced. Warrior’s new LFC campaign (#DEMAND) reflects the philosophy first installed by the LFC great, something which has been reinvigorated under the current manager, Brendan Rogers.」
リバプールFCは、Bill Shanklyの監督時代にほとんどクラブが経験した事がない、プレミアリーグの支配を達成していた。ウォリアー社の新しいリバプールFCのキャンペーンである(Demand/要求)は、リバプールFCに最初に導入された、リバプールFCは偉大だという哲学を反映している。それは、現監督のBrendan Rogersによって再活性化されている。
「Brendan Rogers commented, “The 1960s was such a defining era for this club. Sir Roger Hunt, Ian St John, Ron Yeates…the list of Liverpool FC legends that played under Shankly goes on and on. For the players to wear a shirt that has taken inspiration from such a successful period for the club, can act as a reminder that they can bring those glory years back to Liverpool Football Club.”」
Brendan Rogersは、“1960年代はこのクラブにとって決定的な時代であった。Sir Roger Hunt, Ian St John, Ron Yeatesなど、リバプールFCのレジェンド達がShanklyのもとプレーしており、例を挙げればきりがない。選手にとって、このサッカーユニフォームを着る事は、そのような成功した時代のインスピレーションを受け、輝かしい時代を思い出させるように行動し、リバプールFCに素晴らしい時代を再度もたらす事ができるだろう”とコメントした。
単純にサッカーユニフォームに関してのサイズや素材の記載もあるのですが、こういった、サッカーユニフォームに宿る哲学や、今年の狙いを明確に記載している所が面白いと感じました。
「70-80年代の黄金時代をもう一度」というコンセプトがひしひしと伝わってきます。また、ホームグランドのアンフィールドにあるShankly像やShanklyGateから、Shankly監督の偉大さを今も熱狂的ファンが認識し、熱望している事がうかがえました。
リバプールの熱狂的なファンにとっては、ホームグランドでホームユニフォームを着ているチームが勝利し、Shankly像やShanklyGateをくぐって近くのパブで酒を飲む事がこの上ない幸せなのでしょう。そして、輝かしい時代をもう一度取り戻したいと願っていることが伺えます。
参考 : http://store.liverpoolfc.com/
リバプールのHOME GKユニフォーム
- 年代
- 2014年
- メーカー
- ウォリアー
GKユニフォームについては、あまり記載がなく、気合が感じられません。今年は藤色に近いような薄めの紫色、でクールな仕上がりになっています。
オフィシャルサイトによると、このユニフォームの情報として、以下のように書かれています。
「This is the official Liverpool FC Mens Home Goalkeeper Long Sleeve shirt which will be worn throughout the 2014/15 Season.」
これは、長袖のリバプールFCのオフィシャルホームGKユニフォームで、2014/15シーズンを通して着られるであろう。
参考 : http://store.liverpoolfc.com/
リバプールのAWAYユニフォーム
- 年代
- 2014年
- メーカー
- ウォリアー
アウェーユニフォームは今回、黄色と赤の鮮やかな印象のユニフォームです。ソックスまで赤と黄色の2色で構成されており、2色使いのシンプルながら、かっこよい出来となっています。
オフィシャルサイトによると、このユニフォームの情報として、以下のように書かれています。
「This is the official Liverpool FC Mens Away short sleeved shirt which will be worn throughout the 2014/15 Season.
これは、リバプールFCのオフィシャルアウェーサッカーユニフォームで、2014/15シーズンを通して着られるであろう。
「The new Warrior design revitalises triumphant away shirts of the 70’s and 80’s with the main body of the kit dominated with a powerful yellow, with contrasting red cut and sews panels.」
この新しいウォリアー社のデザインは、輝かしい戦績を残した70年代~80年代のアウェーシャツを再生したもので、メインカラーの力強い黄色と、対象をなすサブカラーの赤色で構成されている。
ホームユニフォーム同様、アウェーユニフォームも過去の栄光を飾った配色を使い、70-80年代の黄金時代を望む姿勢が見受けられます。そういった理由でホームとアウェーユニフォームは非常にシンプルなデザインと色使いになっているのだと思います。
参考 : http://store.liverpoolfc.com/
リバプールのAWAY GKユニフォーム
- 年代
- 2014年
- メーカー
- ウォリアー
アウェーのGKユニフォームは黒、赤、金色の配色で、かっこよく、クールな印象です。
オフィシャルサイトによると、このユニフォームの情報として、以下のように書かれています。
「This is the official Liverpool FC Mens Away Goalkeeper shirt which will be worn throughout the 2014/15 Season. 」
これは、リバプールFCのオフィシャルアウェーGKユニフォームで、2014/15シーズンを通して着られるであろう。
「The Kit has drawn inspiration from the historical colours used down the years and stays true to the heritage of LFC. It is also important that they give a distinct contrast to the outfield playing kits whilst maintaining a complementary colour scheme.」
このユニフォームは過去から長年の間使われている色であり、リバプールFCの伝統に忠実であり続ける事からインスピレーションを得ている。GKはフィールドプレーヤーと違ったコントラストである事も重要であり、コンテンポラリーなカラースキームである。
参考 : http://store.liverpoolfc.com/
リバプールの3rdユニフォーム
- 年代
- 2014年
- メーカー
- ウォリアー
最後にサードユニフォームです。ここまで、ホーム、アウェーと2色~3色の非常にシンプルな色使いが特徴的でしたが、このサードは横縞に斜め縞を組み合わせた、非常にデザイン性の高い仕上がりになっています。
色もグレー、黒、赤、白、金と5色使いでソックスのデザインもこだわり度が高く、非常に完成度の高いユニフォームになっています。
オフィシャルサイトによると、このユニフォームの情報として、以下のように書かれています。
「This is the Official Liverpool FC Men’s Third Shirt which will be worn throughout the 2014/15 Season.」
これは、リバプールFCのオフィシャルサードユニフォームで、2014/15シーズンを通して着られるであろう。
「After Liverpool FC’s scintillating season, fans can now see all the kits that will feature as the team compete for UEFA Champions League glory once more.」
リバプールFCの輝かしいシーズンの後、これらのすべてのユニフォームはUEFAチャンピオンズリーグでもう一度栄光を勝ち取ることが想像できるだろう。
「The new kit comes fully prepared with the technology to give LFC every opportunity to continue their triumphant return back to the top of the table and in Europe.」
この新しいユニフォームは、リバプールFCが常に勝ち進み、ヨーロッパリーグのトップに返り咲くすべてのチャンスを与える。
参考 : http://store.liverpoolfc.com/
リバプールの3rd GKユニフォーム
- 年代
- 2014年
- メーカー
- ウォリアー
サードのGKユニフォームもフィールド同様、非常にユニークな色使いです。白、薄いグレー、グレー、濃いグレー、赤と5色で、ホーム程のインパクトはありませんが、おもしろいデザインです。
オフィシャルサイトによると、このユニフォームの情報として、以下のように書かれています。
「After Liverpool FC’s scintillating season, fans can now see all the kits that will feature as the team compete for UEFA Champions League glory once more.」
リバプールFCの輝かしいシーズンの後、これらのすべてのユニフォームはUEFAチャンピオンズリーグでもう一度栄光を勝ち取ることが想像できるだろう。
「The new kit comes fully prepared with the technology to give LFC every opportunity to continue their triumphant return back to the top of the table and in Europe.」
この新しいユニフォームは、リバプールFCが常に勝ち進み、ヨーロッパリーグのトップに返り咲くすべてのチャンスを与える。
参考 : http://store.liverpoolfc.com/
リバプールについて
ホームグラウンド : イングランドリバプール市のアンフィールド
創設 : 1892年 プレミアリーグ発足に参加した22クラブのひとつ
タイトル : 13回のリーグ優勝、5回のUEFAチャンピオンズカップなど40以上
優勝回数 : 18回 (最多優勝記録を長年にわたり保持していたが、2010-11にマンチェスター・ユナイテッドに抜かれ、2位の記録。)
サポーターソング [You’ll never walk alone]
リバプールの試合開始前と終了後にいつもうたわれている歌で、アンフィールドのShanklyGateの最上部にもYou’ll never walk aloneとあります。もともとはミュージカル回転木馬でリチャード・ロジャーズとオスカー・ハマースタイン2世によって作曲された楽曲ですが、実は、多くのアーティスト達(あのフランクシナトラやエルビスプレスリーも歌っています。)によって歌われている歌です。
リバプールのサポーターソングとなったきっかけは、リバプールのジェリーアンドザ・ペースメイカーズが1963年代にイギリスのシングルチャートで4周連続1位となり、リバプールのサポーターソングとして歌い継がれるようになりましたようです。人気もあり、士気も高まるような良い歌ですしね。
現在は東京FCのサポーターたちにも歌われており、世界中のサッカークラブで人気のあるサポーターソングとなっています。
クラブ収入
2億4060万ユーロ 世界12位(2013年度)
参考 : DELOITTE Football Money League
面白い記事なので、以下、翻訳(かなり意訳しています)していきたいとおもいます。
Despite an overall revenue increase of £17.5m (9%) to£206.2m (€240.6m), Liverpool fall three places in this year’s Money League, from ninth to twelfth. The resurgence of Juventus, emergence of Paris Saint-Germain and success of Borussia Dortmund have conspired to knock Liverpool out of the Money League top ten for the first time since 1999/2000.
9%の収入増にもかかわらず、リバプールは3つ順位を落とし、9位から12位となった。これは1999-2000シーズン以来のトップ10落ちとなった。
The Reds’ strong commercial growth, coupled with their continued absence from the Champions League, means that commercial revenue now accounts for 47% of total revenue. At £97.7m (€114m), Liverpool’s commercial revenue is higher than both London-based Champions League clubs, Arsenal and Chelsea, and is bettered only
by the Money League’s top six.
チャンピオンズリーグへ長年出場できていないことも相まって、商業収入が総収入の47%を占め、1億1400万ユーロとほかのロンドンベースのアーセナルやチェルシーを抜いている。
The club’s six-year kit sponsorship deal with Warrior Sports from 2012/13 is worth a reported £25m per year, and the first full season’s impact provided a substantial uplift compared with the previous deal with adidas.
Liverpool have significantly expanded their global commercial portfolio over recent years, and in 2013 extended existing deals with shirt sponsor Standard Chartered and beer partner Carlsberg to the end of the 2015/16 season, as well as announcing new three-year agreements with gaming giant Electronic Arts and energy drink Gatorade.
2012-13シーズンから、6年間契約でユニフォームをアディダス社からウォリアー社に変更しており、年間約2500万ユーロの増収を見込むと試算しており、実際、初年度はそれまでのアディタス社との契約と比較して、増収となった。リバプールは近年、世界的に商業ポートフォリオを広げており、現スポンサーのStandard CharteredとCarlsbergとの契約は2015-16シーズンまで継続し、その後、新たな3年契約のスポンサーとして、Electronic Arts, Gatoradeをむかえる。
Matchday and broadcast revenue movements in 2012/13 are negligible at less than £1m each. Liverpool’s failure to progress in the domestic cup competitions in 2012/13 (compared with the previous season, when they reached both finals) was mitigated by their participation in the Europa League, with UEFA distributions of €5m, and two additional home matches.
2012-13シーズンの放映権収入と入場料収入は昨年度とほぼ同じである。昨年度は決勝リーグに進んだ国内リーグでは、今年は良い結果が残せなかった為、国内リーグでの入場料収入は減ったものの、ヨーロッパリーグへの参戦とそれに伴う2試合の追加により、減収を打ち消す形となった。
Liverpool are one of global sport’s most enduringly popular brands, as evidenced by their phenomenally successful 2013 pre-season tour to Asia and Australia. The club’s friendly with Melbourne Victory attracted more than 95,000 fans to the world-famous MCG, and brought a reported A$10m boost to the local Victorian economy.
リバプールは2013年のアジアとオーストラリアへのプレシーズンツアーでの成功にも裏づけられるように、スポーツ界において永続的に最も人気のあるブランドの一つである。
Although Champions League qualification remains a priority for Liverpool, the Money League’s highest-placed non-Champions League club may well re-enter the top ten next year despite their absence from the competition in 2013/14, thanks to the new Premier League broadcast deals. With the redevelopment and expansion of Anfield seemingly drawing ever-nearer (at the time of writing only a handful of unpurchased properties stood in the club’s way of submitting a formal planning application), and the Reds having made their best start to a Premier League season since 2008/09, it would appear that the club’s future is looking significantly brighter than its recent past.
リバプールにとってチャンピオンズリーグへの参戦が優先事項ではあるものの、このMoney Leagueにおいて、チャンピオンズリーグに参戦していないクラブで最も高い順位のリバプールは、新しい放映権の取引によって、チャンピオンズリーグに参戦しなくとも、トップ10に返り咲くであろう。リバプールの将来は非常に明るい。
チームをRedsと呼んでいる点が特徴的でした。長年、Redsの愛称でリバプールで愛され続けているクラブだということが伺えます。面白いと思った点は、商業収入で重要なのはサッカーユニフォームの販売とスポンサー契約の2点なんですね。アディダス社からウォリアー社にユニフォームを変えても、ユニフォームの売り上げが落ちていない所は、リバプールのブランド力が証明されている証拠ですね。国内リーグでの活躍とチェンピオンズリーグへの参戦を成し遂げれば、世界トップ5入りも近いと思います。
リバプールの歴代監督
今まで歴代22名の監督がいました。第二次世界大戦前は強豪チームとは呼べない結果でしたが、1959年~1974年のビル・シャンクリーの監督就任より、強豪チームへの基盤が作られ、ビル・シャンクリーとボブペイズリーの監督就任時に3連覇(1978-79、79-80、81-82)を達成し、黄金時代を築きました。この二人が監督を務めた24年間の間に、国内タイトル(リーグ優勝9回、FAカップ2回、リーグカップ3回)、国際タイトル(UEFAチャンピオンズリーグ4回、UEFAスーパーカップ)など、輝かしい戦績を残しています。
ここ最近ではリーグ優勝もなく、UEFAチャンピオンズリーグも2004-2005シーズンのみとなっており、この両方での優勝が待ち遠しいです。
今はブレンダン・ロジャーズがチームを率いていますが、ユニフォームのコメントからも、黄金時代の再来をみんなが待ち望んでいます。
年代 | 監督名 |
---|---|
1892.8.1-1896.8.1 | ジョン・マッケンナ & ウィリアム・バークレー |
1896.8.1-1915.5.31 | トム・ワトソン |
1915.5.31-1920.12.1 | (監督無し) |
1920.12.1-1922.2.1 | デビッド・アシュワース |
1923.2.1-1928.2.1 | マット・マックイーン |
1928.2.1-1936.5.1 | ジョージ・パターソン |
1936.5.1-1951.2.28 | ジョージ・ケイ |
1951.3.1-1956.5.1 | ドン・ウェルシュ |
1956.5.1-1959.11.30 | フィル・テイラー |
1959.12.1-1974.7.12 | ビル・シャンクリー |
1974.7.26-1983.5.23 | ボブ・ペイズリー |
1983.5.23-1985.5.30 | ジョー・フェイガン |
1985.5.30-1991.2.22 | ケニー・ダルグリッシュ |
1991.2.22-1991.4.16 | ロニー・モラン |
1991.4.16-1994.1.28 | グレアム・スーネス |
1994.1.28-1998.11.12 | ロイ・エヴァンス |
1998.7.1-1998.11.12 | ロイ・エヴァンス & ジェラール・ウリエ |
1998.11.12-2001.10.14 | ジェラール・ウリエ |
2001.10.14-2002.3.16 | フィル・トンプソン |
2002.3.17-2004.5.24 | ジェラール・ウリエ |
2004.5.24-2010.6.3 | ラファエル・ベニテス |
2010.7.1-2011.1.7 | ロイ・ホジソン |
2011.1.9-2012.5.16 | ケニー・ダルグリッシュ |
2012.6.1- | ブレンダン・ロジャーズ |
リバプールの暗黒時代とその後
金時代を築いていた1970-80年代のリバプールが1985年~2003年までの約20年間、UEFAチャンピオンズリーグで優勝していません。
この間、何が起こったのでしょうか? 以下2つの悲劇があげられますが、直接的な原因としては、ヘイゼルの悲劇によって、イングランドの強豪クラブが数年間、国際大会への出場資格を失い、国際競争力の低下とそれに伴い、国内リーグが弱体化した事が原因だと思います。
実際、UEFAチャンピオンズリーグでは1985年まで、10年間で7回優勝していたイングランド勢でしたが、事件後、初めて決勝進出したのは、1999年のマンチェスター・ユナイテッドとイングランドサッカーの復権まで14年を要しました。
リバプールに至っては、20年後の2005年まで決勝進出と優勝は途絶えており、1980年代にもう少しで届いたであろうビッグイヤーの永久保持は20年も待たされる結果となりました。(3年連続もしくは5回の優勝で永久保持が許される)
1. ヘイゼルの悲劇
1985/5/29にUEFAチャンピオンカップ1984-85決勝のリバプール対ユベントス戦(ベルギーのヘイゼルスタジアム)において起こったサポーター同士の衝突。犠牲者は38人が死亡し、425人が負傷したと言われている。この事故により、イングランドの強豪クラブが数年間、UEFA主催の国際大会への出場資格を失った。
2. ヒルズボロの悲劇
1989/4/15にFAカップ準決勝のリバプール対ノッティンガムフォレスト戦(イングランドのヒルズボロスタジアム)において起こったサポーター同士の衝突。死者96名、重軽傷者766人を出す大惨事となった。これにより、スタジアムの近代化がすすめられ、従来の立見席を排除し、入場料を高めて、子供や女性が安心してサッカー観戦できる安全性の高い環境が整えられた。観客層も従来の平均所得の低い労働者階級は少なくなり、中流階級の観客が増加したと言われている。
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