色々なサッカーの種類 ―アンプティサッカー(上)―

色々なサッカーの種類 ―アンプティサッカー(上)―

サッカーフリークの皆さん、こんにちは。
前回は色々な「サッカーの種類」に重きを置いて紹介させていただきました。
その中でも今回は僕も参加している「アンプティサッカー」についてのお話です。

アンプティサッカーの説明は下記ウィキペディアより引用させていただきます。

アンプティサッカー（amputee soccer = 切断者サッカー）とは、主に上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカーである。競技は国際アンプティサッカー連盟（WAFF）が統括しており、日本でのアンプティサッカーは日本アンプティサッカー協会（JAFA）が統括する。 従来のような障害者スポーツに必要とされた専用の器具を必要とせず、日常の生活やリハビリ・医療目的で使用しているクラッチ(主にロフストランドクラッチ)で競技を行うため、足に障害を持つ人々にとっては、最も気楽に楽しめるスポーツとして海外では急速に普及・認知度が高まっている。

簡単に言うと、

• フィールドプレーヤー ＝ 足に障がい(主に欠損)を持った人
• ゴールキーパー ＝ 手に障がい(主に欠損)を持った人

足が無くても杖(クラッチ)を軸足に、残る1本でサッカーをやろうじゃないか、手が無くても片手でキーパーをやろうじゃないか、ってお話です。
ちなみに僕は欠損ではありませんが、片手指が奇形で、キーパーとしてのプレーを許されています。

アンプティサッカーのルール

ルールはほとんどサッカーと一緒ですが、主な事例としては、下記の通りです。

• 1チームFP6人、GK1人の計7人制
• ゴールは小学生サイズ
• オフサイドがない
• 杖(クラッチ)にボールが当たると「ハンド」
• キーパーはペナルティエリアを出てはいけない

選手の画像を見てもらった方がよりイメージが伝わり易いかも知れませんね。

このようにクラッチを駆使して軸をつくり、足でボールをコントロールします。

アンプティサッカーの選手の特筆すべき点は身体のバネと足首の柔らかさ、そしてバランス感覚です。
また全体重を支え続ける強靱な上半身にも注目です。

キーパー目線から私感を述べますと、健常者(2本足)のシュートコースはだいたい助走で分かる、彼ら(1本足)のシュートはコースが非常に読みにくい、という差があります。
足首だけでなく、足全体の柔軟さが違うのかな、と思います。

アンプティサッカー協会公認チーム

そんなアンプティサッカーですが、2014年2月現在、日本アンプティサッカー協会(JAFA)が公認しているチームは全国に5チームあります。

• FC九州バイラオール (大分)
• TSA FC (神奈川)
• 関西セッチエストレーラス (大阪)
• FCアウボラーダ川崎 (神奈川)
• アフィーレ広島AFC (広島)

その他、北海道や千葉で新チーム結成の動きが、埼玉にもチームがあります。

現在の競技人口は全国で約50名、もっともっとこの競技を広く知ってもらいたいですね！
昨年は11月に川崎のフロンタウンで日本選手権が開催され、九州バイラオールが見事初優勝を飾りました。

興味のある方は是非お近くの方はチーム、ないし日本アンプティサッカー協会へ問い合わせしてみてください。丁寧に対応してもらえると思います。

首都圏の方であればV-ELEVEN平賀宛までご連絡頂ければご紹介いたします。
当店も影ながら、今後も応援していきます。

さて今回は競技の簡単な説明のみでしたが、次回はもう少し選手の目線に立って、アンプティサッカーの魅力を動画を交えてご紹介いたします。

私たちが行っているアンプティサッカー応援活動をまとめたページができました。私たちができることを、お手伝いさせていただいています。

2015.1.12

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