アドリベラルのCSR・社会貢献活動
アドリベラル × 東日本ろう者サッカー協会
2019年8月22日(木)~2019年8月26日(月) タイ
日本のろう学校の子どもたちがタイに行き、現地のろう学校の子どもたちと交流を図りました。
バンセンろう学校、さいんふっと品川、ユタカフットボールアカデミー、YFA WARRIX SRIRACHA FCの皆様
タイの子ども達が着用する、サッカーユニフォームを作成しました。
活動に賛同いただいた企業や団体様に感謝し、スポンサーロゴを入れさせていただきました。
東急グループ様
2年前に参加している子供が半数いたため、子供たち同士が打ち解けるのにはほとんど時間はかかりませんでした。
まず、タイのお菓子作りと東急グループ様による餅つきの下準備をし、美術室にて30分ほど絵画教室を行っていただきました。
その後、タイのお菓子作りも行いましたが、日本の子も経験したことない子がいたことと、あまりにタイ人への餅つきのインパクトが強かったため、餅つきで盛り上がりました。特にタイの子どもたちにとっては、日本の文化に直に触れる機会となりました。
ノンタブリー県で行われた、タイフットサル2部リーグ観戦。YFA WARRIX SRIRACHA FCの試合。デフ(ろう者)の選手たちの出場する試合を観る子どもたちは、デフの選手の背番号をしきりに確認し、応援をしていました。
試合結果はYFAの大敗。活躍をしている選手を見せたかったのですが、子どもたちはデフの選手たちがピッチに立っているのを見て、自分も頑張ろうと最終日に語ってくれました。
シラチャタイガーズにて観光。どちらかというと、観光と買い物に関して普段あまり機会がないタイの子のほうが嬉しい様子。
また日本の子どもたちは、日本では当たり前のように買い物をしていますが、タイという異国でタイバーツを使って買い物をするという非日常の行為が新鮮で、子どもなりに自信となっているようでした。
今回、日本の子どもたちのサッカーのレベルが上がっているように思いました。さいんふっと品川代表の植松氏にうかがったところ、ろう学校やさいんふっとの活動だけでなく、地元のサッカークラブに参加するようになった子が増えてきたとのことでした。
毎年の交流サッカーでの勝ち負け、自信や悔しさが彼らを動かしたようです。
今回の交流サッカーのメインイベントである、プロフットサル選手とのフットサルクリニック。子どもたちが実際に試合で観た選手達との交流試合です。
最初は子どもたちもどこか遠慮している部分がありましたが、選手たちから歩み寄ると、子どもたちも試合をしていないときにキーパーの練習を一緒にしてもらうなど、楽しんでくれた様子。
また、少し遠慮していたサインも、最後には列ができるほどの大盛況。
実際に選手たちと一緒にプレーして何を感じたか、そのときは分かりませんでしたが、最終日の夜、子どもたちが「頑張ってサッカー選手になりたい」と語ってくれました。
今回、タイの子どもたちはホスト国なので、日本の子どもたちとの交流といった感じだが、日本の子どもたち、特に2回目の参加の子は海外に出るということで、意識が高かったように思えます。