サッカーユニフォームは私服としてもおしゃれ!?

2017年9月6日

サッカーユニフォームは私服としてもおしゃれ!?


学生さんのおしゃれなイベント着としてもすっかり定着した感のある、サッカーユニフォーム。

今回は、様々な場面でおしゃれに活用されている、私服としてのサッカーユニフォームについて取り上げていきたいと思います!

昔は「スポーツとファッションはリンクしない」と思われていた時代もありましたが、今時のスポーツのユニフォームメーカーはファッション性にも重きを置いていることがよく分かります。

もちろん、それぞれのスポーツで要求される機動性や軽量化、丈夫さなどが基本にありますが、それらをクリアしたうえで重要なのが見た目の良さということになります。
スポーツ好きの人は、これを見逃しません。その一例が、サッカーのユニフォームです。

いつから始まったのか定かではありませんが、サッカーのユニフォームを日常の私服として活用する風潮が根付いているようです。
あまりにもファッションに溶け込んでいるので言われないと気付かないかもしれませんが、街中や電車、バスなどの乗り物で行き交う人々を注意して見ていると、意外に多くの人がサッカーのユニフォームを日常の私服として着用していることに気づきます。

年齢的には比較的若い層が多いようで、男性だけでなく女性の中にもサッカーユニフォームをおしゃれアイテムとして着用している人がいます。

■サッカーユニフォームを普段着にする人の声

サッカーユニフォームを私服にすることが世間でどれだけ受け入れられているのか、サッカーユニフォーム愛用者の声をいくつか紹介します。

男性(10代後半)

「昔クラスのイベントで皆と揃えたサッカーユニフォームをよく着ています。夏場の薄着にはちょうどいいので普通に着ています。それ以外には部屋着や寝間着にもしています。」

女性(20代前半)

「TPOによります。友達と近場に遊びにいく時に、サッカーユニフォームにジーンズという組み合わせで着ることがあります。他には、サッカー観戦の時にはサポーターになっているチームのユニフォームを着ます。しかし彼氏とのデートでショッピングモールに行くとか、おしゃれなレストランにいく時にはちょっと微妙です。」

男性(20代前半)

「シャルケやフランス代表みたいなシンプルなデザインのユニフォームをポロシャツ代わりによく着ています。マンチェスターユナイテッドみたいに強い色を使い、デザインにも凝ったユニフォームなら、シンプルなボトムと合わせると通っぽい感じになるので重宝しています。僕以外にもこういったファッションの人、街でよく見かけます。」

男性(30代前半)

「有名なクラブチームのユニフォームが好きです。デザインもかっこいいものが多いし、知名度が高いのでちょっとした話題にもなりますしね。別にサッカーファンでなくても、街中で着ても全然おかしくないと思います。」

■サッカーユニフォームのフリークもいる

サッカーのユニフォームを着たいと思う人ももちろんですが、サッカーのユニフォームを収集すること自体が趣味のコレクターもいます。
そのような人はただ収集するだけではなく、仕事以外の時には多くの場面でサッカーユニフォームを着用しているようです。しかし、中には半端ではないフリークもいるようです。

あるフリークは1200着ものサッカーのユニフォームを持っており、毎日違うユニフォームを着用して過ごしているそうです。
電車通勤ではたまに同じようにサッカーユニフォーム姿の人を見かけると親近感が湧くとのことです。
コレクターであれば当然ですが、プレミア価値があるような貴重なユニフォームは着ないそうです。

■オーセンティックのサッカーユニフォーム

サッカーのユニフォームには選手にチームが支給する「オーセンティック」つまり本物と、見た目ではそれと見分けがつきにくい複製品の「レプリカ」があります。

普通の言葉に直すと「本物」の反対語は「偽物」ですが、この言葉はサッカーユニフォームのレプリカとは事情が異なります。
たとえ複製品であっても、その多くは「本物」を生産しているのと同じブランドメーカー製だからです。

さらに「本物」のサッカーユニフォームは、そのチームに所属するサッカー選手以外の人の手には入らないからです。
一般のサッカーファンが本物を手に入れる例外として、たとえば試合が終わったあとで興奮した選手が自分のユニフォームを脱いで観客席に投げ込むことがありますが、これは非常にラッキーな例外と言えるでしょう。
それをゲットした人は、正真正銘の「本物」を手に入れたことになります。

■レプリカのサッカーユニフォーム

レプリカのサッカーユニフォームは、プロのアスリートが使うことを想定していないので、ゆったりとしたサイズで使い勝手が良いそうです。
特に私服として使うのであればぴったりしたサイズより着やすいことが必須なので、レプリカの方が適しているということになります。

オーセンティックを供給しているブランドが作ったレプリカではない、いわゆる「パチモノ・パチモン」は見れば分かるそうですが、それでもあえてパチモンを承知で購入する人もいるとのことです。
それは価格が安い上にデザイン的にも魅力的なのだそうです。普段に着る私服として考えればパチモノであっても立派なファッションだということなのでしょう。

サッカーファンではなくても、街中でサッカーユニフォームをおしゃれにコーディネートしている人を本当によく見かけるようになりました。
アイドルがサッカーユニフォームを上手に着こなして、写真をブログやtwitterにアップ、なんて話題もよく聞きます。
サッカーがスポーツを超えて、ファッションの世界にも浸透するほど、一つの文化として世界中に広がっていることを表しているようですね。